News Release

平成21年4月13日

商品デリバティブ第一号案件の契約締結について

 
 当行は、平成20年10月から商品デリバティブ(※1)の取扱を開始いたしておりましたが、今般、下記のとおり、第一号案件の契約を締結いたしましたのでお知らせします。
 本件はお客様に対するソリューション営業の一環として取り組んだもので、地方銀行がお客様と相対で契約した全国的にも珍しい事例です。



1.契約の概要
 昨年の重油価格の高騰を踏まえ、今後の燃料コストの上昇リスク軽減を図るために、商品デリバティブの一形態であるWTIキャップ取引を実施。年間2,900キロリットル分の重油価格の上昇リスクを軽減することが可能となります。
 商品デリバティブ取引を契約する場合、外資系銀行や証券会社、商社へお客様を紹介するという方法と、お客様と直接取引する方法がありますが、当行では、よりスピーディで細かい対応を図るため、直接取引を行っております。
2.契約内容
(1)お取引先 
社名    株式会社 弘乳舎     代表取締役 佐野 賢一郎
事業内容 乳製品製造・加工業
所在地   熊本市高平3−43−2
(2)契約締結日 
平成21年3月31日(火)
(3)取引の種類 
(4)契約期間 
1年
(5)契約対象
工場のボイラー燃料(A重油、C重油)
(6)契約数量 
年間2,900キロリットル
以上

《本件に関する問い合わせ先》

肥後銀行市場金融部 古家
電話 096-355-6285


(※1)
商品デリバティブ取引とは
 原油、ガソリンや軽油・重油などの石油製品、銅・アルミなどの非鉄金属、大豆・トウモロコシなどの農産物などを総称して「商品」といいます。商品デリバティブとは、これらの現物自体は扱わず、先物などの価格を使用してデリバティブ取引を行うものです。

(※2)
WTIキャップ取引とは
 商品デリバティブ取引の一形態。契約締結時点でお客様はプレミアムと呼ばれる一種のコストを支払い、WTI(注)月間平均値があらかじめ定めた一定の価格(「権利行使価格」という)を越えて上昇した際に、その超過差額を銀行から現金で受取る仕組みとなっています。また仮に、相場が下がった場合でも追加の支払負担が発生しない点がこの取引の利点です。
*WTIキャップ取引における資金の流れ
*WTIキャップ取引における資金の流れ

注)WTI(West Texas Intermediate)
 テキサス州産出の高品質原油。先物がニューヨークマーカンタイル取引所で取引されており、世界的な指標となっている。